2013年7月24日水曜日

第22回夜神楽大会 にぎやかに開催!

7月20日(土)の夕方から第22回夜神楽大会を
開催しました。

晴天に恵まれ、絶好の夜神楽日和となりました。
会場となるのが、日本初の宮である須我神社の近くにある
「神楽の宿」。茅葺きのすばらしい建物です。

陽も沈みかけた19:20頃いよいよ開演。




















最初は、海潮中学校神楽部  「陰陽(いんよう)」から始まり、
海潮地区の4つの神楽社中、佐世神楽社中、
海潮中学校の競演が7演目繰り広げられ、
神楽の音が海潮の郷に響きわたりました。





毎年、海潮中学校神楽部にとって
この夜神楽大会が初舞台と
なっていて、生徒の皆さんは
立派に舞っていました。










和野神楽社中  「神子切目(みこきりめ)」



















海潮中学校神楽部  「簸の川大蛇退治(ひのかわおろちたいじ)」



















小河内神楽社中  「茅の輪(ちのわ)」


















薦沢神楽社中  「国譲(くにゆずり)」



















佐世神楽社中  「日本武(やまとだけ)」



















山王寺本郷神楽社中  「簸の川大蛇退治(ひのかわおろちたいじ)」




















今回神楽を舞われた中で最高齢は何歳だと思いますか?

なんと92歳!小河内神楽社中の黒川博さん。
黒川さんは「茅の輪」という演目で、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を
演じておられました。

素戔嗚尊(スサノオノミコト)を演じる92歳の黒川さん



















とても92歳とは思えない力強い舞でびっくりしました。


今回も多く方に来ていただき、遠くは東京・和歌山・大阪・岡山・広島など
約700名ほどの方が月夜の中で神楽を楽しんでおられました。



















舞台の最前列で身を乗り出してワクワクしながら
神楽を見ている子どもたち。
92歳になって現役で神楽を舞われている方。
観る人、演じる人、その誰もが神楽を楽しんでいるのが伝わり、
日本の伝統文化である神楽が本当に地域に根付いていることを
感じました。

















夜神楽大会の趣旨の文章にはこう書かれています。

 
  「神楽はもともと民家の一室に人々が集まって、
  迎えた神様と一緒に一夜を過ごすというのが
  本来のあり方だとされています。
  神楽の宿を舞台に座敷で行われていた神楽舞を再現し、
  長い間受け継がれてきた
  舞の形とともに神楽の「こころ」を伝えます。」


この言葉に夜神楽大会の想いがつづられています。
観客の皆さんに神楽を観てもらうだけでなく、
古くから伝えられてきた神楽の「こころ」も伝えていく
とても大切な行事だと改めて思いました。

観にきていただいた皆さん、神楽社中・中学校の神楽部の皆さん、
協力していただいた多くの皆さん、本当にありがとうございました。


地域コーディネーター  須藤

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