3月2日(日)に海潮交流センターで
「人権を考える研修会」が開催され、50名ほどの方が参加されました。
人権を考えることは難しいと思われている方も多いので、
今年は少し趣向をこらして、マジックショーを楽しんでもらい、
和やかな雰囲気で人権について考えました。
はじめにマジシャン小林氏によるマジックショー。
次々繰り出される鮮やかなマジックにみなさん
歓声をあげておられました。
後半は、島根県人権啓発推進センターの
實重敞之(さねしげひろゆき)氏をお迎えして、
『だれもが心に笑顔の海潮』の講演していただきました。
テーマは「認知症」。
ビデオを観たあと、認知症に対する理解や、家族・地域の取り組み
についてグループで話し合いました。
グループで話し合ったときにでた感想は、
「認知症は人とのかかわりが大切だと思うので、地域の中で
もっと地域の人が集える場をつくっていきたい」
「プライバシーの問題などもあり、どこまで踏み込むかが課題」
「認知症を家族で背負ってしまわず、体験談を語り合うなどして
共有していくことが大切だと感じた」
など、さまざまな意見が出てきました。
實重氏は最後に、
「認知症の問題は家族だけでなく、地域と一緒になって
取り組むことが大切です。『明日は我が身』と自分自身の
こととして捉え、日常生活の中で高齢者に対する優しさと
労りの心を育んでいき、笑顔あふれる海潮にしていきましょう」
と激励の言葉をいただきました。
地域の方の支え合いの大切さを改めて感じた研修会でした。
(地域コーディネーター 須藤)