2011年2月15日火曜日
雪の中でもお湯が立ち上っています
海潮温泉のお観音様
周りは雪でもお観音様の周りは湯気が立ち上っています
余ったお湯を多くの方が汲みに来られます
湧き出る温泉の横に観音像が立っています。観音像と海潮温泉の謂れについて紹介します。
戦前に海潮温泉が、狩野蔵次郎氏(海潮荘の先代)によって開発された折、霊泉山に多くの石仏がまつられ、その頂上に彫刻家の内藤伸氏作の等身大の観音像が立てられていました。
蔵次郎氏は、製塩業を営んだ実業家であったようですが、海潮温泉のお湯の物理的効能と、裏山の霊泉山に散策コースを設け、石仏などをまつり、東屋を建て心身の癒し効果と併せた開発を目指した人でした。戦後の昭和20年代中頃までは小学校の遠足は必ず霊泉山に行きました。
その観音像については、戦争が進む中で金属類は鉄砲や大砲を作るため、供出させられる不幸な時代にさしかかり、霊泉山の観音像も山から下ろされ出荷されていったといいます。その夜は、すごい雷雨だったと伝えられています。
近年、温泉の山根進様より、その観音像が立てられ供養された時の記念写真の存在がわかりました。佐々木茂福先生によって調査が行われています。
(写真は別途紹介します)
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