開催しました。
晴天に恵まれ、絶好の夜神楽日和となりました。
会場となるのが、日本初の宮である須我神社の近くにある
「神楽の宿」。茅葺きのすばらしい建物です。
陽も沈みかけた19:20頃いよいよ開演。
最初は、海潮中学校神楽部 「陰陽(いんよう)」から始まり、
海潮地区の4つの神楽社中、佐世神楽社中、
海潮中学校の競演が7演目繰り広げられ、
神楽の音が海潮の郷に響きわたりました。
毎年、海潮中学校神楽部にとって
この夜神楽大会が初舞台と
なっていて、生徒の皆さんは
立派に舞っていました。
和野神楽社中 「神子切目(みこきりめ)」
海潮中学校神楽部 「簸の川大蛇退治(ひのかわおろちたいじ)」
小河内神楽社中 「茅の輪(ちのわ)」
薦沢神楽社中 「国譲(くにゆずり)」
佐世神楽社中 「日本武(やまとだけ)」
山王寺本郷神楽社中 「簸の川大蛇退治(ひのかわおろちたいじ)」
今回神楽を舞われた中で最高齢は何歳だと思いますか?
なんと92歳!小河内神楽社中の黒川博さん。
黒川さんは「茅の輪」という演目で、素戔嗚尊(スサノオノミコト)を
演じておられました。
素戔嗚尊(スサノオノミコト)を演じる92歳の黒川さん |
とても92歳とは思えない力強い舞でびっくりしました。
今回も多く方に来ていただき、遠くは東京・和歌山・大阪・岡山・広島など
約700名ほどの方が月夜の中で神楽を楽しんでおられました。
舞台の最前列で身を乗り出してワクワクしながら
神楽を見ている子どもたち。
92歳になって現役で神楽を舞われている方。
観る人、演じる人、その誰もが神楽を楽しんでいるのが伝わり、
日本の伝統文化である神楽が本当に地域に根付いていることを
感じました。
夜神楽大会の趣旨の文章にはこう書かれています。
「神楽はもともと民家の一室に人々が集まって、
迎えた神様と一緒に一夜を過ごすというのが
本来のあり方だとされています。
神楽の宿を舞台に座敷で行われていた神楽舞を再現し、
長い間受け継がれてきた
舞の形とともに神楽の「こころ」を伝えます。」
この言葉に夜神楽大会の想いがつづられています。
観客の皆さんに神楽を観てもらうだけでなく、
古くから伝えられてきた神楽の「こころ」も伝えていく
とても大切な行事だと改めて思いました。
観にきていただいた皆さん、神楽社中・中学校の神楽部の皆さん、
協力していただいた多くの皆さん、本当にありがとうございました。
地域コーディネーター 須藤
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